フランスはパラグアイを破ってワールドカップ準々決勝進出を決めた。決勝点は、VAR介入のあとにキリアン・ムバッペが沈めたPKだった。ただし、勝ち切ったとはいえ、内容面ではここまでの大会で最も流れの悪い試合だった。
パラグアイは5枚の最終ラインと引き締まった中盤の形で後方を固め、フランスが普段狙うスペースを埋めて試合を不快なものにした。フランスが最初の枠内シュートを記録したのは55分で、この試合については大会中で最少の枠内シュート数と、PKを含めても最も低いxGだったと記事は伝えている。
決定的な場面は、途中出場のデジレ・ドゥエがボックス内へ持ち込み、グスタボ・ゴメスのファウルを誘ったところから生まれた。主審イルギズ・タンサシェフは当初この反則を見逃したが、VARが介入してPKとなり、ムバッペが落ち着いて決めた。その後、パラグアイのGKオルランド・ジルは延長気味のアディショナルタイムにムバッペのシュートを複数回止めた。
フィラデルフィアで報告された約38度の暑さは、フランスのリズム不足に影響した可能性があるが、より大きな教訓は戦術面にある。木曜日にボストンで対戦する次の相手モロッコは、フランスのトランジションを乱し、両サイドの攻撃選手に自由を与えなければ、フランスを抑え込めると感じ取ったはずだ。
ディディエ・デシャンにとっての収穫は、内容が伴わなくても、しかも無失点で、フランスが勝ち切る方法を見つけたことだ。逆に警戒すべきは、モロッコ相手には、チーム全体のテンポがここまで不安定では、個の閃きだけでは足りない可能性があるという点である。


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